全国各地で猛暑日を記録している今日この頃、エアコンがないのは死活問題です。仕事をする自室では、梅雨明けしてすぐ位まではしばらく扇風機で頑張ろうと思っていたのですが、とてもじゃないけどここ最近の猛暑では死んでしまいます。流石に耐えかねてエアコンのスイッチを久しぶりに入れたところ、、、
くっっっっさーーーーーっ((((;゚Д゚)))))))
カビ臭いというか埃臭いというか、これ絶対体に悪いだろうという微粒子が漂っていそうな臭いが部屋中に充満しました。
咄嗟にエアコンのスイッチをOFFにしましたが、これはもう熱中症になるか呼吸器疾患になるかの究極の2択を迫られた状態です。流石にエアコンなしは考えられないので、急遽エアコンの掃除をすることにしました。仕事が休みの日で良かった。
臭さレベルの定義
効果を分かりやすく説明するために、臭さレベルを数値化することにします。
- 0:全く臭くない。
- 2:注意深く意識すれば若干臭いを感じるレベル。
- 4:意識しなくても臭い。でも余裕で我慢できるレベル。
- 6:けっこう臭い。でも我慢できる。
- 8:容赦無く臭い。我慢し続けたら病気になりそう。
- 10:果てしなく臭い。呼吸するのも躊躇われる。
うちのエアコンはもう圧倒的に10です。異臭騒ぎが起こるレベル。
作戦1:フィルター掃除
エアコン掃除のど定番ではないでしょうか。まずはじめに思い付いたのが、フィルターの掃除です。エアコンのカバーを開けると最初に見えるフィルターで、簡単に着脱できるようになっています。
去年エアコンを使わなくなったタイミングで洗った気もするのですが、シーズンオフ中にまた汚れたのかも知れません。そんな訳で、フィルターを取り出してみると、、、見た目あんまり汚れていない。というかきれい。でもせっかくなので水洗いし、乾燥させてから取り付けました。
効果のほどは、、、臭い全然変わりなし。レベル10。やっぱフィルターは見た目通りきれいだった。
作戦2:低温運転
ネットで調べてみますと、窓を全開にしてからエアコンの設定温度を一番低く(16℃)して、1時間程度運転すると、臭いが消えることがあるそうです。これは熱交換器部分に溜まっていた臭いの元を結露した水で洗い流すという寸法です。早速やってみました。
臭いので部屋の外で待機です。1時間程度運転して、その後送風でエアコン内を乾燥させるそうなので、その通りにします。ですが、この送風に切り替えた瞬間、これまでで一番の臭さが部屋中を漂います。鼻がひん曲がるかと思った。これで臭いがなくなれば手軽でいいなと思っていましたが、効果は全くありませんでした。
ここからは、分かりやすいようにグラフにしていきます。
作戦3:高温運転
今度は逆に暖房モードで一番高温(30℃)に設定して、1時間程度運転させるという方法です。原理は、カビは乾燥に弱いので、エアコン内部をカピカピに乾燥させ、カビもろとも吹き飛ばすというものです。当然、窓は開けっぱなしにします。
これで臭いがなくなれば楽です。早速暖房運転をして、部屋の外で待機します。1時間程度して戻ったところ、なんか部屋中カビ臭かったです。ですがこれはエアコン内のカビが追い出された何よりの証拠です。扇風機をサーキュレーター代わりに部屋の換気を行った後、冷房を付けてみます。
くっさー。
全然変わっていない。依然としてレベル10。やはりそう簡単にはいきません。ちょっと面倒ですが、エアコン掃除に本腰を入れなければなりません。
作戦4:送風ファンの掃除
ちょっと気になっているところがありました。エアコンは熱交換された冷たい空気を、送風ファンを回転させて外に出すという仕組みですが、最初にフィルター交換した際にこのファンが真っ黒だったことに気づいたのです。奥の方でなかなか掃除できない場所なので見て見ぬ振りをしていたのですが、そうも言っていられなくなってしまいました。
という訳で、ファンを掃除します。分解してファンを取り出すこともできるそうですが、僕は以前洗濯機を分解して破壊した経験があるので、怖くてできません。その時の記事はこちら。
そこで手の届く範囲で送風ファンをクルクル回しながら地道に環境クリーナーで拭いていくことにしました。これがもう拭いた瞬間からクリーナーが真っ黒。絶対原因こいつだと確信しながら、1周丁寧に拭き上げます。
これが正直今までで一番手応えがあります。とういうか実際一番大変で手が込んでいました。期待に胸を弾ませながら冷房をONにすると、、、
くっさー。いやでもちょっとマシになった!?レベルは8で。
そうです。ちょっと臭いは和らぎました。でも依然として部屋には居たくないレベルです。正直この時点で諦めモードです。高いお金を出してプロに依頼するか、いやもういっその事買い換えようかと考えていました。実際Amazonで各社エアコンを吟味する始末。
作戦5:フィンを専用スプレーで洗浄
正直もう気持ちは買い換えようとしていたのですが、たまたま立ち寄ったドラッグストアでエアコン掃除用のスプレーを見かけます。こういうのってビシャビシャになるし、養生も面倒だしで今まで使ったことがありませんでした。ところが説明をみると、養生は特に必要なく、そのままスプレーするだけでよく、出た水分は排水ダクトを通って外に出ていくとのこと。今はこんなに便利なものが出ているんですね。
あんまり期待はしていなかったのですが、そんなに高いものでもないし、試しに1本買って見ました。これでダメだったら買い換えようと心に誓って。
使い方は簡単です。フィルターを外すと露出するフィン(薄い金属の部品が並んでいるところ。熱交換器。)の部分にスプレーするだけ。説明によると1本丸ごと使い切るそうです。騙されたと思ってやって見ました。
洗浄液がエアコンの中に残っているとよくないので、洗い流す目的で冷房運転をします。でスイッチを入れたところ、、、
臭くない!?!?!?
そう臭いが劇的になくなりました。完全にゼロではなく、注意深く嗅げば確かに埃っぽい臭いは残っているかなと感じはしますが、意識しないと分からないレベル。臭さレベルで言うと、2です。こんな効果があるとは思いもしませんでした。素晴らしい。
最後に
今までフィルターの掃除しか意識していなかったのですが、実際にカビが生えるのは結露が出る熱交換器や、その結露が溜まる部分です。これからはエアコンを付けた後は、乾燥させる目的で送風モードも活用していきたいです。というか、今気づいたのですが、内部クリーンモードっていうのがリモコンに付いていました。試しにONにしてみたら、エアコンをOFFにした後自動で送風をしてくれるみたいです。最近の機種に付いているのは知っていたけど、もう15年くらい前の機種であるこのエアコンに付いているのは知らなかった。これからは内部クリーンモードと定期的なフィン掃除の組み合わせで空気をきれいに保っていきたいと思います。
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