僕は仕事の都合でアメリカに住んでいたことがあるのですが、異文化に触れ、戸惑いながらも色々な事を経験し、視野が大きく広がりました。こちらの記事では、僕が経験した中でも特に印象的だった事をまとめてみました。コロナが落ち着いてから旅行や留学でアメリカに行きたいという方の参考になれば嬉しいです。
Contents
1. リスが街中に普通にいる
アメリカの街を散策している時、ふと街路樹を見るとリス(ハイイロリス)がいます。人懐っこいと聞いていたのですが、僕の住んでいた地域のリスは警戒心が強く、カメラを向けるとすぐに姿を消すので、いい写真を撮ることはできませんでしたが、見かけると嬉しくなります。

実は現地の人にとってはゴミをあさったり農作物を荒らしたりするので、害獣扱いにされています。聞いた話によると、ヒトが娯楽の為に放った結果、アメリカ全土で増殖したらしく、増えすぎたら害獣とは人間は勝手な生き物です。
2. カナダガンにびっくり
日本の公園に行くと鳩の集団がたむろしてる光景は日常ですが、アメリカではカナダガンという鳥がいるのが日常です。このカナダガン、鳩に比べてとにかくでかい。最初広場を我が物顔で闊歩しているカナダガンの集団を見た時はびっくりしましたが、見慣れるとかわいいものです。

実はカナダガンも害鳥扱いされています。遠くから見る分にはいいですが、近所の人に取っては騒音や排泄物の問題が深刻なようです。日本の鳩と同じですね。
3. スポーツがエンターテイメント
NBAとメジャーリーグの試合を見に行った事があるのですが、主催者の観客を楽しませようとする熱意が半端ないです。
例えば、NBAでは前半後半の間に選手がトランポリンを使ったアクロバティックシュートを披露していたり、メジャーリーグではイニングの間に毎回何かしら観客参加型の企画をやっていたりと、観客を楽しませる事に余念がないです。お陰で最後まで一瞬も退屈する事はなかったです。

日本のプロ野球も色々と思考を巡らせ工夫を凝らしており、それも勿論好きなのですが、アメリカのプロスポーツは、試合以外の部分も試合に負けないくらいエンターテイメントとして来てくれた人を全力で楽しませようといった熱意が肌でビシビシと感じられ、すごくいい思い出になっています。
4. 街の配置がドラクエ
ドラクエを始めとしたRPGって、広大なフィールドに街を表すアイコンがポツポツあるような形式が一般的です。日本の多くの街では、街とフィールドの明確な境界ってないので、子供の時、ゲームの世界と現実世界って違うなーと思っていました。
ところがアメリカで電車に乗って長距離移動した時にびっくり。街を抜けたと思ったら突如として広大な大地が延々と広がり、またしばらく走ったら突然街に入る。フィールドに街が点々とある様子はドラクエそっくり。
RPGってそういう事かと妙に納得してしまいました。
5. 見たことがない食材がたくさん
アメリカのスーパーは楽しい!日本では馴染みのない食材が色々並んでいます。
その中でも、僕のお気に入りはこれ。アーティチョーク。日本では高級食材ですが、アメリカでは一般的に売られている野菜です。

詳しい食べ方はこちら。動画があってわかりやすいです。
一般的には茹でた物をマヨネーズなどのソースにディップして食べるのですが、僕は下茹で後にフライパンで炒めてシンプルに塩で食べるのが好きでした。
ちなみに剥いたらこんな感じになります。

野菜以外では、キノコも見ていて面白いですね。種類が日本の比じゃないし、見たことがないようなでっかい物も売っています。
6. アイスがでかい!安い!
これは本当にアメリカの良いところ。
スーパーのアイスコーナーに行くと、でっかいショーケースにこれでもかとバケツみたいなアイスが陳列されています。しかも安い。ハーゲンダッツなんかも大きいサイズで売られています。一時期僕の精神的支えだったキャラメル味が恋しい。
色々食べましたが、僕の一番のお気に入りはこちら。

Talenti(タレンティ)というアイス(ジェラート)です。日本では聞いた事がないパッケージです。いろんな種類がありました。写真はチョコチップクッキー。これは本当に美味しい。下手すると1日で食べてしまうくらい中毒性の高いアイスです。正直アイスは日本よりもアメリカの方がずっと良かった。
7. ベーコンが美味しい
アメリカ人はベーコンが大好きとはよく聞いていました。
僕は正直そこまで好きではなかったのですが、現地で食べたら納得です。本当に美味しい。しっかりと燻製の風味がして、肉の旨味も凝縮されています。僕はベーコンとアイスは切らさないよう常にストックしておりました。
ちなみに、ベーコンはお土産で持って帰りたいと思ったら、家畜伝染病予防法に従い検疫所の検査を受けないといけません。
詳しくはこちら。動物検疫所のサイトです。
日本で広がってしまった豚熱の例もあります。伝染病を持ち込まないようルールを守る必要があります。
8. ピーナッツバターに感動
アメリカ人はピーナッツバターが大好き。
セルフ形式でその場で作る事ができます。その出来立てが感動するくらい美味しいです。
正直僕は日本にいた時そこまで好きじゃなかったです。買ったこともなかった。ところが、出来立てのピーナッツバターを食べて印象が180度変わりました。
香ばしくて本当に美味しい。
日本にも海外を意識したお洒落なスーパーなんかでピーナッツバターをその場で作って量り売りしてくれるシステムがあったりします。
懐かしくなって見かける度についつい買ってしまいますが、アメリカで食べたレベルの味にはまだ出会えていません。
9. オーブンがでかい
アメリカで賃貸のマンションを借りると、家電類も一緒に付いてきます。僕が住んでいたところにはオーブンが埋め込まれていたのですが、それがとにかく大きい。

それもそのはず。スーパーのお肉コーナーには丸焼き用の鶏肉が売られています。クリスマス以外にも日常的にローストチキンを食べるみたいなのです。惣菜コーナーに丸焼きが置いてあるくらいですからね。これは大きいオーブンが必要になります。
僕もせっかくなので作ってみました。美味しかった。

10. 意外と日本のものがある
スーパーなんかでもそうですが、意外に日本のものが置いてあったりします。これを見つけた時は衝撃を受けました。

日本食関連でいくと、豆腐や照り焼きソースはアメリカで人気があり、スーパーではそのコーナーが作ってあったりしました。
食べ物以外では、日本車が多いのも衝撃でした。右側通行という事を除けば、ここは日本かと思うくらい圧倒的に日本車が多いです。トヨタだらけなのはある程度想定していたのですが、他のメーカーも奮闘していました。特にスバルのSUVを見る頻度は日本よりもすごく多かったのは驚きました。燃費よりも、見た目が力強くて安全性能に妥協しないというスバルの姿勢は、アメリカ人の感性と相性がいいのだと思います。
その他では、僕のいた研究室のメンバーの一人はピカチュウの携帯ストラップを付けていました。アメリカじゃないけど、昔カナダでホームステイした時も現地の子供とポケモンカードで遊んだなあ。ポケモンの力は半端ないです。
最後に
いかがでしたか。
あくまでも僕の視点ですので、行かれた方それぞれで違った感じ方をすると思います。
食べ物の話題が若干多かったのはご愛敬^^;
少しでも興味を持ってくれたら嬉しく思います。
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