*本記事には虫の画像が出てきます。苦手な方はご遠慮ください。
冒頭の注意書きで来訪者とは何の事かバレバレですが、そうです、虫が増える時期になってきました。我が家は小さいながらも庭があり、そこには色々な植物が植えられています。緑が多いのは良い事ですが、害虫が寄って来るのは勘弁願いたいところ。
チャドクガ
我が家には写真のようにサザンカの生垣があります。色々と決まり事のある住宅街に住んでいて、生垣にサザンカを植えましょうと決まっているのです。おかげで統一感が出ていい雰囲気の住宅街にはなっているのですが、よりによって選ばれた植物がサザンカとは。
サザンカやツバキを育てている人は絶対に警戒しておかなければならない虫がいます。チャドクガです。
幼虫の毛虫は、毛に毒を持っていて、触れると発疹が出ます。この毛が厄介で、風に舞って被害が出たり、ペットの被毛にくっついていて間接的に被害が出たりと、気づかないうちに発疹ができていることもあるそうです。しかも幼虫だけではなく、卵も成虫も生活環の全てのステージで毒毛が付いています。洗濯したくらいでは無毒化できないらしく、他の洗濯物に広がって被害が拡大するなんてことも。
幼虫は集団でかたまっていることが多く、見つけたらトラウマレベルで気持ち悪いです。しかも食欲旺盛で、放っておくと木が丸裸にされることもあるそうです。
見た目気持ち悪くて実害もある。もう本当に害しかない、心から絶滅して欲しい虫の一種ですが、昨日その成虫がサザンカの木陰に潜んでいるのを発見してしまいました。
羽先の点々が特徴らしいです。茶色い見た目なので雌だと思われます(雄は褐色)。たまたまサザンカの奥の方を見たので見つけましたが、こうやって知らないうちに卵を産み付けられるんだろうなと恐怖を覚えました。早速いつもお世話になっている業者に連絡して消毒を実施。対策しておかないと隣の家にも広がって迷惑をかけてしまうので、本当に厄介な虫です。
キオビエダシャク
写真の虫、紺色〜黒のベースにオレンジ色の帯と鮮やかな見た目で、きれいな蝶々と思いがちですが、蛾です。キオビエダシャクと言うらしいです。
先月庭にいた幼虫(シャクトリムシ)を数匹駆除していて、今年はよく見かけるなと思っていたのですが、今週になってあちらこちらで舞い出しました。おそらくその辺にいた幼虫が蛹を経て成虫になったのでしょう。
この虫、イヌマキが好物で、もし生垣なんかにイヌマキを使っていると食害にあいます。幸いなことにうちを含め近所には見当たらないのですが、それだと何が魅力でこの辺を舞っているのでしょうか。うちの庭木を守るためにも注意深い観察が必要です。
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