宮崎は畜産が盛んなので、スーパーに並ぶ牛肉はもちろん県産のものが多いのですが、当然低価格のものも需要がある訳で、輸入品も並んでいます。以前までは、見かけるのはもっぱらアメリカ産かオーストラリア産ばかりだったのですが、最近はウルグアイ産のものも台頭してきました。初めて見かけた時はウルグアイ!?って思いましたが、確かに南米の食文化ってごっつい牛肉にかぶりつくイメージです。という訳で、ウルグアイ産の牛肉が如何程のものか、試しにスーパーで買ってきました。比較対象はアメリカ産。残念ながら加工日が1日ずれていますが、両方とも肩ロースです。
- アメリカ産:¥278 / 100g
- ウルグアイ産:¥178 / 100g
価格はウルグアイ産の方が圧倒的に安かったです。
品種は、アメリカ産はアバディーンアンガス、ウルグアイ産は記載なしです。昔畜産の授業で南米はヘレフォードが多いとか聞いた気もするけど、定かではありません。
肩ロースはサーロインとか他のロースと違っていろんな筋肉が入っているので、厳密には同じ部位ではありませんが、アメリカ産は鮮やかな赤、ウルグアイ産は深い赤という色の違いがありました。脂肪交雑はどちらもほとんどなし。
さて、調理法ですが、シンプルに焼いてみました。味の比較なので味付けはしない方が良いですが、味付けしないと美味しくないことは容易に想像できますので、軽く塩を振りかけています。
さてお味ですが、アメリカ産はほんのりと獣臭さはあるものの、噛み応えは程よく、ジューシーです。肉の旨味をしっかりと堪能でき、普通に美味しい。
一方、ウルグアイ産の方は、肉質がかなり硬いです。スジ の部分では無くとも、筋肉そのものが硬いです。そして噛むんだ瞬間獣臭い肉汁が滲み出てきて口いっぱいに広がります。正直一切れ目で挫折しかけました。塩味だけだと食べる気にならなかったので、焼肉のタレをたっぷりと付けて食べました。
価格に違いがあるので当然ですが、圧倒的にアメリカ産の方が美味しかったです。というか、もうウルグアイ産は買わない。。。
ついでに宮崎牛の細切れも買ってきました。価格は¥438 / 100gです。
こちらも塩で炒めて食べましたが(写真撮るの忘れた!)、味は口に含んだ瞬間とろけて、噛むと口中に甘さが広がります。臭みは一切なし。もう圧倒的。比較にならない。ぶっちぎりで優勝。
という訳で、まとめとしては「国産牛肉を買いましょう」という当初の主旨からは大分ずれた終わり方になってしまいましたが、今国産牛の需要がかなり落ちていて、価格も暴落していますので(末端価格はあまり変わりませんが)、農家を応援するつもりで買っちゃいましょう。
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