我が家の花壇にはスイセンを植えているのですが、何気なく眺めていたら、一瞬ニラみたいなのが生えていて、「ニラなんか植えたっけ!?」と考えてしまいました。
そう、ニラとスイセンは見た目が非常によく似ているのです。そして悪いことにスイセンには毒が含まれています。実際、店で買わずに自生しているスイセンをニラと間違えて収穫し、食中毒を起こしてしまうと言った事例が後を断ちません。ここでは2つの違いを記録しておきたいと思います。
ニラとスイセンの違い
ニラとスイセンの違いは以下の表にまとめました。

葉っぱの形をよく見るとスイセンの方が幅広く厚みがあるということらしいのですが、必ずしもそうとは言えないようなのです。下の写真をご覧ください。

ニラの方が太い!!( ゚д゚)
おそらくまだ成長しきっていないスイセンだったからだと思われます。
見た目での判断は危険なので、においを嗅ぐという方法の方が信頼性があるのかなと思います。実際に嗅いでみたら、ニラはニラ臭く、スイセンは草のにおいがしました。
とは言え、野生のものは植物に詳しい人以外は食べない方が無難です。
万が一食べちゃったらどうなるの?
スイセンに含まれている毒は、リコリン、リコクトニン、タゼチンと言ったアルカロイド(植物が持つ窒素を含んだ塩基性有機化合物)です。悪心、嘔吐、下痢、流涎、発汗、頭痛、昏睡,低体温と言った症状を引き起こします。
厚労省のサイトに患者情報が載っていますが、毎年のように報告がありますね。
ちなみにペットを含む動物に対しても有毒です。特に猫は心停止の危険があります。
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