飲酒運転、ダメ。絶対。

先日はバレンタインでした。妻からありがたくブランデー入りチョコレートケーキを頂きまして、朝のティータイムで一切れ頂きました。しっとりした生地はブランデーの風味をまとっていて、濃厚なチョコレートと口の中で混ざり合い、とても優雅な気持ちになれる美味しいケーキでした。

この日は午後からオイル交換の予約をしていましたので、車に乗ってイエローハットに向かいます。イエローハットは店内に待合スペースがあって、店によると思いますが、コロナがなければ飲み物、コミック、ゲームなど暇をつぶせる場になっています。(今は感染防止の為に中止中)

レジに行って支払い後、鍵を預けて、奥の待合スペースに向かいます。誰もいなく貸し切りでした。椅子に腰掛け、時間までネットでも見るか、それにしてもケーキはブランデーが効いていて美味しかったな、帰ってまた食べようとか考えていた時に、ふと思いました。

「ブランデー結構効いていたけど、これ飲酒運転しちゃったんじゃない?」

焦りました。僕の会社で懲罰委員会という恐ろしい部署からたまに、「飲酒運転をした為クビにした」とかいう全社メールが回ってきます。そう、飲酒運転は一発アウト案件です。

調べてみると、飲酒運転には2種類あるそうです。

  • 酒酔い運転:客観的に見て酔っ払っている状態(直線上をまっすぐ歩けない等)で運転
  • 酒気帯び運転:呼気中アルコール濃度が0.15mg/L以上で運転

僕はアルコール耐性は普通程度なので、ケーキ一切れでは酔っぱらうということは全くありません。心配があるとすれば酒気帯び運転の方です。ブランデーにどれくらいアルコールが残っているか分かりませんが、落ち着いて計算してみることにしました。

まず一般的なチョコレートケーキのレシピを見てみました。「ブランデー チョコレートケーキ レシピ」で検索して、一番上に出てきたサイトを参考にしたところ、丁度僕が食べたものと大きさが同程度のケーキで大さじ3杯(45mL)使っているようでした。ブランデーの度数はざっとネットで調べたところ、大体40度程度。アルコールの比重を0.8とすると、

45mL x 0.4 x 0.8 = 14.4g

目分量で1/6切れ食べたので、14.4g / 6 = 2.4g

勿論ブランデーは生地に混ぜてオーブンで加熱しますので、ある程度飛んではいますが、最大値をみるという意味で2.4gのアルコールを摂取したと仮定します。

さて、この2.4gのアルコールを全量吸収されたとして血中濃度がいくらになるかですが、体内の全水分(体重の約70%)に拡散すると言いたいところですが、脂肪組織など分布しにくい組織があるそうなので、実際は0.5L/kgの水分の中で拡散するそうです。(参考にしたサイト

僕は最近太って80kgくらい(トホホ)になったので、80kg x 0.5 = 40L

つまり2.4gのアルコールが速やかに全吸収されて、速やかに40L中に拡散されたと仮定します。本当はもっと複雑ですが、話を単純にする為に。

血中濃度 = 2.4g / 40L = 0.06 g/L

この時、呼気中にどれくらいアルコールが出るかと言えば、ヘンリーの法則というのがあって、血中濃度(g/L)の2100分の1が呼気中濃度(g/L)に等しいらしいのです。(参考にしたサイト

呼気中濃度 = 0.06 / 2100 x 1000 (g→mgにする為) = 0.03mg/L

かなり高く見積もっている為に実際はこの数字よりも低いと考えられますが、どちらにせよ違反ラインである0.15mg/Lには遠く及ばないよう。一安心です。

と計算している間にオイル交換が終わりました。自信を持って帰れます。が、アルコールを微量とは言え摂取していることには変わらないので、違反にならなくとも運転前には食べない方がいいと思います。飲酒運転、ダメ。絶対。

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