【HN】:キノすけ
【出身】:どこさ、肥後さ、くまもとさ
【住所】:日本のひなた、宮崎県
【趣味】:温泉、旅行、料理、レストラン巡り
【職業】:元研究者、現在はサラリーマン
【音楽】:多ジャンル聴くけど、特にクラシックが好き
【映画】:ライフイズビューティフル、グリーンマイル、グラディエーター
【作家】:安部公房、辻村深月
こんにちは。サラリーマンのキノすけと申します。
もともと勉強することが好きで、大学の教員を目指して研究生活を送っていました。
研究内容は、癌がなぜ悪性化するのかを調べたりとか、病気を治す為のウイルスをデザインしたりとか。
死の淵に立つ
ある時期アメリカで研究をしていました。研究者の多くは裁量労働制と言って、ノルマをこなす為にどんなに残業したとしても、強制的にあらかじめ定められた時間のみ働いたとされる仕組みです。見習い研究者の処遇は日本もアメリカもほぼ同じです。
とは言っても、お金の為ではなく、好奇心と世の中の為になりたいとのモチベーションで動いているので、全く疑問には思いませんでした。
ところが、僕がいた研究室はノルマが半端ない。朝8時からミーティングが始まり、帰るのは明け方、土日はもちろんなし。
一回試しに時間外労働時間をカウントしたことがあったのですが、20日の時点で200時間くらいいっていて、その後は面倒臭くなって測るのをやめました。
それでも遠い異国の地で研究しているというのもあってハイになり、身体に鞭打って研究生活を送ります。
当然と言えば当然ですが、ある朝研究室で意識が朦朧となり、エマージェンシーセンターに運ばれてしまいました。うろ覚えですが、ボスに担がれているシーンを断片的に覚えています。
幸いな事に医学部で働いていたので、研究棟の隣が病院です。関係者特権ですぐに診てもらえ、治療も奏功し、また研究生活に戻る事ができました。
ところが、一度死の恐怖を味わった為か、またそうなってしまったらどうしようとの思いから身体を動かそうにも思うように動きません。
ノルマは容赦無く増える一方。もうやっていけない。
人生のターニングポイント
トラウマはそう簡単に消えるものではありません。
思い切って帰国し、全く別の仕事をしようと考えました。
インターネットで職を探し、アメリカからスカイプで面接を受け、無事今働いている会社に採用してもらいます。
就職先が決まったことで帰国日も決まり、仕事も辞め、1ヶ月くらい何もない時期ができました。これまでアメリカにいたのですが、生活の全てが研究だったので、アメリカらしい生活をほぼ体験していません。と言うわけで、その1ヶ月で思い切りアメリカ生活を楽しみました。
市内観光に行ったり遠出したり、スポーツ観戦をしたり。帰国時はハワイを経由して数日遊んで帰るという徹底ぶり。
お陰でガリガリにやつれた顔もふっくら元通り、満を持して民間企業生活がスタートします。
ブログを始めた理由
サラリーマン生活も4年が経過しました。
幸いなことに、働いている時間は以前の半分以下になりました。今まで考えたことがなかった「ワークライフバランス」と言うものを実感しております。以前は「ワーク、以上。」でしたから。
心にゆとりができ、周りが見渡せるようになったので、日記を書こうと思いつきました。そしてせっかく書くなら、誰かの役に立つことを書きたい。
こんな経緯で、「キノログ」が生まれました。
始めてから知ったのですが、ブログという物は奥が深いですね。ただ日記を気楽に書くツールだと思っていたのですが、そこにはいかに検索結果の上位に食い込ませるかしのぎを削っているという僕の知らない世界がありました。その辺のことを深掘りすると趣味が趣味でなくなるので、当面は好きなことを好きなように書いていきたいと思います。
ここまで読んで頂きありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。