もはやレトルトではない!?S&B神田カレーグランプリシリーズを食べてみた

ごちそう

神田界隈には300店以上のカレー屋が密集しており、カレーの一大激戦区となっています。そんな神田で「神田カレーグランプリ」というイベントが一年に一回行われており、その歴代優勝店は、エスビー食品からレトルトカレーとして発売されているのです。カレー好きとしては、どの程度再現できているのか確かめない訳にはいかない。という訳で食べてみました。

商品ラインナップ

商品化されているのは、以下のカレーです。お値段はいずれも300円ちょっと。

  • 第1回優勝 ボンディのチーズカレー
  • 第2回優勝 マンダラのビーフマサラカレー
  • 第3回優勝 日乃屋の和風ビーフカレー
  • 第4, 6回優勝 100時間カレーの欧風ビーフカレー
  • 第7回優勝 大勝軒の復刻版カレー
  • 第8回優勝 MAJIカレーのチーズフォンデュカレー

この中で、僕が実際にお店で食べたことがあるのは、ボンディと100時間カレーですので、今回はこの2種類を食べてみることにしました。

それぞれの原材料は下の写真の通りです。

開発者渾身の作であることがここからも伝わってきます。

食べてみた

写真のように同じ皿に2種類のカレーを盛り付けました。

右がボンディ、左の黒い方が100時間カレー

ボンディ

ボンディとは

ボンディは欧風カレー専門店の中でも一番好きなカレー屋です。自分でカレーを作る時は、常にボンディの味を目指しているというくらい大好きです。再現できたことはないですが。否が応でも期待は高まります。

ボンディのカレーの特徴は、何といっても甘みだと思います。カレーの世界では甘口の反対は辛口といった風潮がありますが、そんなことはないと思っています。甘味は味覚受容体で感知するものである一方、辛味は痛覚刺激だからです。甘さと辛さは同軸上で議論していいものではないのです。この二つの要素が同時に程よい塩梅で混ざり合う事がカレーの真髄だと思っています。ボンディのカレーはこれを完璧に体現している非常に完成度の高いカレーです。これをレトルトで再現するのは至難の技。

レトルトボンディの感想

ボンディの人気カレー、チーズカレーを再現している商品です。

こちらはとにかくチーズ感がすごいです。一口食べた瞬間チーズの香りが口中に広がります。辛さは中辛ですが、チーズが多い為まろやかに感じました。

具材はほとんどルーに溶け込んでいました。

ボンディの特徴である甘さは確かにあるのですが、チーズの味があまりにも主張していて、カレーの味を堪能することはできません。しかし、チーズ好きな方なら、一回は食べてみる価値があると思います。

100時間カレー

100時間カレーとは

完成までに100時間以上手間隙をかけて作るそうです。こちらの特徴は、いろんな野菜、果物、牛肉が詰まった旨味とコク。初めてお店で食べた時、これは確かに100時間の重みがあると納得したものでした。

神田カレーグランプリの歴史の中で唯一2度グランプリを獲得したこちらのお店。確かにそのポテンシャルとパワーを十分に感じさせるカレーです。

お店で食べるといろんなトッピングも楽しめるのですが、今回はトッピングなしで楽しみました。

レトルト100時間カレーの感想

欧風ビーフカレーという名前で商品化されています。おそらく基本のカレーのことでしょうか。盛り付けたルーをボンディと比較すると、その黒さが際立っています。

味は確かに色々な食材が混ざり合った深いコクを感じます。辛さも中辛で程よいです。

具材も牛肉の塊が入っていて大満足です。

甘さ、辛さ、スパイスの風味、全てのバランスが程よく、これはレトルト食品として一つの完成形なのではないのでしょうか。300円でこのクオリティならリピートしたいです。

余談

余談その1

途中でボンディと100時間カレーのルーを混ぜて食べてみました。

複雑さがさらに折り重なり合い、チーズの香りも程よくなり、これはすごく美味しい。

またやりたいけど、全部食べた後若干胃がもたれました。

余談その2

100時間カレーが美味しかったので、翌日また買ってきて焼きカレーにしてみました。

個人的に辛さがもうちょっと欲しかったのでマリーシャープスを滴下。

門司の焼きカレーをイメージ。

激ウマでした!!

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